2-3-1. 監視システム構築要領

Raspberry Pi で 監視カメラ を Python で構築。
Parallax PIRセンサー で動体検知し、写真を撮影。
撮影された写真をWebで見れるようにする。


Raspberry Pi Camera Board。
Python でカメラモジュールが利用できるようにする。


1. カメラモジュールの準備

 Raspberry Pi Camera Board を使用した。
 sudo raspi-config で ”5.Enable Camera”を選択し、カメラのサポートを”Eanable”にする。

2. Python でカメラモジュールが利用できるようにする

 Python-picamera パッケージのインストール
 sudo apt-get install python-picamera

3. 電子回路の作成

 Parallax PIRセンサー RevA を使用
 このセンサーは、何も検知していないとき→0V 検知したとき→3.3Vを出力
	 → 回路図参照

4. 検知したら写真を撮影するプログラムの作成

 Python を使って、センサーで検知したら写真を撮影するプログラムを作る。
 プログラム名:camera01.py
  import picamera → カメラモジュールライブラリーの読み込み
  PICTURE_WIDTH = 800 → 撮影する写真の解像度
  PICTURE_HEIGHT = 600 → 撮影する写真の解像度
  SAVEDIR = "/usr/share/nginx/www/camera/pictures/"
		→ 撮影した写真の保存先
		→ nginx の www 公開フォルダーの中とした
  INTERVAL = 600 → 次に写真を撮影するまでの時間間隔(秒)= 10分
  SLEEPTIME = 5 → センサーをチェックする間隔(秒)
  SENSOR_PIN = 9 → PIRセンサーを接続するGPIO番号
	 → Pythonプログラム参照
 
 撮影した写真の保存先フォルダー作成
 sudo mkdir -p /usr/share/nginx/www/camera/pictures
		→ -p:親ディレクトリとサブディレクトリを同時に作成

5. 撮影された写真をWebで見れるようにする

 あらかじめWebサーバーの設定が必要。2-1. nginxでのWebサーバーを参照。
 閲覧用のWebページをPHPを使って作る。
 作成したプログラムを index.php という名前で
  /usr/share/nginx/www/camera にコピーする。
	 → PHPプログラム参照

6. 起動と閲覧

 camera01.py プログラムの実行
  sudo python camera01.py
 保存された写真のファイル名の調べ方
  ls /usr/share/nginx/www/camera/pictures/
 保存された画像ファイルの閲覧要領
  gpicview /usr/share/nginx/www/camera/pictures/xxxxxxxx.jpg
 保存された画像をWebで見る
  http://192.168.xx.yyy/camera/index.php

参考:
★ Raspberry Pi で ライブカメラ を作る






関連ページ