0-1-1. Raspberry Pi のセットアップ
1. 起動用SDカードの準備
2. Raspberry Pi の初期設定
① Expand Filesystem:
SD カードの空き領域をハードディスク(ルートファイルシステム)として使う【設定する】 ② Change User Password:
ユーザ名 pi のパスワードを設定する【デフォルトでは raspberry】 ③ Internationalisation Options: 言語の設定をする 後から sudo dpkg-reconfigure locales でも可 ・Change Locale: ロケール(文字コード等)を設定する en_GB.UTF-8 を解除し,en_US.UTF-8 と ja_JP.UTF-8 を選択する デフォルトは en_US.UTF-8 としておく ・Change Timezone: 時間帯を設定する【Asia/Tokyo とする】 ・Change Keyboard Layout: 日本語キーボードを設定する "Generic 105-key (Intl) PC" > "Others" > "Japanese" > "Japanese" ... ④ Advanced Options: 高度な設定 A2:Hostname: この Raspberry Pi のネットワーク上でのホスト名【xxxxx】 A4:SSH: SSH によるログイン【Enable とする】 A5:SPI: SPI モジュールを有効化【Enable とする】
3. Raspberry Pi の環境設定
① root パスワードの設定 ・・・ sudo passwd root ② 無線LANの設定 ・・・ デスクトップの “WiFi Config” を利用して設定するのが一番簡単 X-Window に“WiFi Config”が見つからない場合がある → この時は、 Menu > Run で、コマンド入力画面を出し、wpa_gui と入力し“WiFi Config”を利用 これを手動で行う場合、/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf を次のように編集する ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ← この行以下を 追加 する ssid="yourssid" proto=WPA2 key_mgmt=WPA-PSK psk="yourpassword" } ・パスフレーズの暗号化 ・・・ Web参照 ③ ipアドレスの固定化 ・・・ sudo leafpad /etc/network/interfaces auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet static ← dhcp を static に変更する address 192.168.11.101 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.11.1 dns-nameservers 192.168.11.1 allow-hotplug wlan0 iface wlan0 inet static ← manual を static に変更する address 192.168.11.101 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.11.1 dns-nameservers 192.168.11.1 wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf ← wpa-roam を wpa-conf に変更する ④ ディスプレイの設定 ・・・ sudo leafpad /boot/config.txt の編集 hdmi_ignore_edid=0xa5000080 ← 先頭行に追加その他は、#をとる Disable_overscan=1 hdmi_group=2 hdmi_mode=35 ⑤ SSHサーバーの自動起動設定 sudo update-rc.d ssh defaults
4. Windows PC 側(リモート接続)での設定
以上の設定の後、Windows PC 側に、Tera Term と filezilla を導入する。
◆ Tera Term で Raspberry Pi がリモートで操作できるようになる。
◆ filezilla で Raspberry Pi にファイル転送が可能になる。
◆ Serverauditor を使用し、スマホ・タブレットからSSHアクセス。
◆ FTPを導入するのであれば vsftpd だが、filezilla は優れものであり不要。
5. オプションとしてのデスクトップ環境の設定
⑥ デスクトップの日本語化 ・fonts-vlgothic と ibus-anthy のインストール sudo apt-get install fonts-vlgothic ibus-anthy ・cd → nano .bashrc で最後の行に alias startx=‘LANG=ja_JP.UTF-8 startx’ の追加 ・startx の後、設定 → iBusの設定 → インプットメソッド → 日本語に anthy を追加 ・マニュアルページの日本語化 sudo apt-get install manpages-ja manpages-ja-dev → LXTerminal で man man ⑦ VNCサーバーのインストール ・・・ sudo apt-get install tightvncsever ⑧ VNCサーバーの設定 VNCサーバーの起動用スクリプトをファイル名、tightvnc で作成し、 Filezilla で tightvnc を pi 配下にコピーして権限付加。
tightvnc については、 VNC-Viewerの権限についての項参照されたし
sudo cp tightvnc /etc/init.d Sudo chmod +x /etc/init.d/tightvnc Sudo leafpad /etc/init.d/tightvnc ⑨ VNCサーバーの自動起動設定 ・・・ sudo update-rc.d tightvnc defaults
これで、リモートから X Window が操作できるようになる。