68-2-11. システムドライブ(SSD/HDD)の システムクローン 作成要領
EaseUS Todo Backup Free で パソコン寿命の延命化。
システムクローンの作成 = 中身をそのまま移行。
SSD/HDD を取り替えて新しいものにすれば、
パソコンの寿命は飛躍的に延びる。
①.稼働中のドライブ ”C” OSの入った HDD を SSD にクローン作成。
※SSDよりも大きいHDDでもSSDへのクローン可能。
クローン元よりクローン先のサイズが小さくても、実質の使用量が
SSDの容量より小さければ、クローン可能。
②.稼働中のHDD → 新クローンのSSDに換装。
以下、HDDからSSDへのクローン作成手順。
1. 用意するもの
最低限必要なもの。
①.SATA-USB 3.0 変換アダプタ:クローン作成時にSSDをUSBに接続。
②.2.5インチ 内蔵SSD:換装用SSD。
③.2.5インチHDD/SSD用→3.5インチサイズ変換ブラケット:2.5インチSSD取り付け用。
2. 「EaseUS Todo Backup Free」のダウンロードとインストール
こちらからダウンロード →
EaseUS Todo Backup Freeの日本語公式ページ
にアクセスし、ダウインロードをクリックする。
2017.01.30 現在 Todo Backup Free 10.0 が 最新バージョン。
メールアドレスの入力が求められる。
ダウンロード先が表示される。
ダウンロードされたファイルは「tb_free.exe」という名前。これをクリック。
インストールが始まる。OKを押す。
次へを押す。
インストールが完了。
ありがとうございます画面が出る。
同時に、「EaseUS Todo Backup」が立ち上がり、
ライセンスコードの入力が求められるが、無視して、後でを押す。
「EaseUS Todo Backup」のメニュー画面が表示される。
ここでは、一旦終了させる。
3. SSD のフォーマット
SSDをUSB接続する。他にUSB機器が接続されていれば外す。
コントロールパネルを起動し、管理ツールを選択する。
コンピュータの管理を選択。
ディスクの初期化画面が出るので、GPT にチェックを入れ、OKボタンを押す。
SSDを MBR か GPT か、どちらでフォーマットするかが重要ポイント。
ボリュームを作成し、NTFSでフォーマットする。
パーティションが作成され、ディバイスが認識される。
パーティションスタイルの決定方法。
コントロールパネルの、管理ツールからシステム情報を選択する。
システム情報の BIOSモード を見る。UEFIならGPTを選択する。
GPTはBIOSからのブートは不可であるが、UEFIが搭載されていれば、ブート可能。
フォーマット結果を見るには、ドライブのプロパティからボリュームタグを開き、
パーティションスタイルを見れば判る。
4. 「EaseUS Todo Backup Free」というソフトでの、クローン作成手順
「EaseUS Todo Backup Free」の起動。
再度、他にUSB機器が接続されていないか確認。
メニュー右上の「クローン」をクリックする。
「ディスク/パーティションクローン」画面が表示され、
現在接続されているHDDが表示される。
まずは「ソース」=「クローン元」にチェックを入れる。
次に「ターゲット」=「クローン先」の「SSD」にチェックを入れる。
※「ターゲット」を間違えると、重要なデータが消滅するので注意。
更に、左下にある「SSDに最適化」にもチェックを入れる。
右側の「編集」をクリックすると、下記の様にクローン先の振り分け状態が見れる。
ドライブの繋ぎ目をクリックして、左右にスライドさせるとドライブ容量が変更できる。
編集画面を閉じて、「次へ」ボタンを押すと、
クローンを実行するかどうかの確認画面が表示される。
「ターゲットディスクのデータが消去されますが、本当に続けますか?」と、
更に確認の画面が出るので、「OK」ボタンを押す。
クローンが開始される。
ボリュームのクローンに移った辺りで、
セクタバイセクタ方式の復元(またはクローン)を選択して再試行してください。
という、エラーが出る。
これは、「クローン元」のHDDにセクターエラーがあるからだと思われる。
そこで、コマンドプロンプトを『管理者として実行』で起動し、
chkdsk c: /f と入力し、再起動でチェックと修復ができるようにする。
ここで、一旦PCを再起動し、HDDの修復を行う。
修復が終わったら、再度、クローンの作成を最初からやり直せば、
このエラーメッセージは出なくなる。
又、クローンの作成を何度か行っていると、今度は、
という、エラーが出る。
再起動するのではなく、『キャンセル』し、SSDをUSBから取り外し、
システムを再起動してから、SSDを接続し直す。
『キャンセル』せず『再起動』すると、USB接続のSSDからの起動
( Windows To Go という、USBドライブで持ち歩ける Windows が入った SSD )
になってしまう。
そうしないと、Windows To Go ワークスペースがクラッシュし、—–。
という、メッセージが常に出ることになる。
この場合は、『TxBENCH』を使って、SSDを初期化すれば修復できる。
こちらを参照 →
SSDを完全消去し、初期状態に戻すには。
やっとのことで、クローン完了!
5. ハードディスク(SSD/HDD)の取り替え
稼働中の SSD/HDD を取り外し、新クローンの SSD/HDD に換装。
※ システムの起動順序を、BIOS設定で確認すべし。 !!
6. クローンへの換装実績
◆クローン元(Source)のSSD:
MicronRealSSD C400 205 128GB SATA 6Gb/s
◆クローン先(Target)のSSD:
Transcend SSD 256GB 2.5インチ SATA3 6Gb/s MLC採用
TS256GSSD370S
BIOS における、起動順序。
◆クローン元(Source)のHDD:
Seagate Barracuda 500GB
◆クローン先(Target)のSSD:
Crucial [ Micron製 ] 内蔵SSD 2.5インチ MX300 275GB
3D TLC NAND SATA 6Gbps CT275MX300SSD1
※クローン元よりクローン先のサイズが小さくても、実質の使用量が
すくなけれぼクローン可能(この事例での使用量は、73.4GB)。
BIOS における、起動順序。
『Windows Boot Manager』と表示されるが、
何故、SSDのドライブ名称が表示されないのか?
又、何故、最下部に取り外した元のHDDの名称が表示されるのか?
◆クローン元(Source)のHDD:
WD Blue SATA / 64MB Cache WD10EZEX
◆クローン先(Target)のSSD:
SanDisk SSD UltraII 240GB 2.5インチ SDSSDHII-240G-J26
※クローン元よりクローン先のサイズが小さくても、実質の使用量が
すくなけれぼクローン可能(この事例での使用量は、約 50GB)。
BIOS における、起動順序。
7. クローンSSD への Windows10 クリーンインストール
Windows10 をクリーンインストール
HP Pavilion の Crucial SSD が、一定時間経過するとフリーズするので、
Windows10をクリーンインストールしてみた。(プロダクトキーを求められるもスキップ)
問題なく稼働するようになった。
関連ページ
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