2-5-1. クランクとBBそれにフロントディレーラー
1. クランクの構成(クランクセット)
ボトムブラケットにクランク軸を通しセットする
チェーンリング:アウターギア/インナーギア
50/34 をコンパクトクランクと言う
クランクアームの長さ:PCD
コンパクトクランクの場合 110mm
クランクには長さがあり、身長に合わせて選択する
クランクの長さは身長の1/10だという説がある
が、それより短い 170mm を使用
ねじ切りタイプのBBは、左が正ネジ、右が逆ネジのBSC/JIS規格で統一されているが、
一部のイタリア製高級フレームでは、左右とも正ネジのITA(イタリアン)BBになっているので注意。
2. 自転車の漕ぎ方
パワー(W) = トルク(N・m)xケイデンス(rpm)x2π/60
トルク(N・m) = クランクの先に加える力(ニュートン・メートル)
ケイデンス(rpm) = クランクの1分間当たり回転数
ケイデンス
ケイデンスとは、クランクの回転数で、パワー = 力 X 速度 なので、
ケイデンスを高くすれば、ペダルを踏む力は少なくて済む。 → 踏む力が少なければ、筋肉が楽。
ケイデンスを低くすれば、ペダルを踏む力を増やす必要がある → ケイデンスが低ければ、心拍数は低くて済む。
筋力と心肺能力のバランスを取る、最適なケイデンスは? レースでは 90 ~ 100 だそうだ。
ケイデンスがこの付近になるよう、ギア比をセットする必要がある。
ぺダリング
ペダルを踏む力でクランクを回すわけで、トルク = クランク踏力 X クランク半径 で表す。
ペダル踏力はクランクアームに直角な方向の成分と、平行な方向の成分に分けられる。
このうち直角の成分のみがクランクを回す力で、クランク踏力になる。
上死点と下死点では、クランク踏力はゼロであり、踏んだ力は無駄になる。
ペダル踏力を、常にクランクアームに直角の方向にかけるぺダリングが理想。
3. 現在使用中のクランクとBB
Dura-Ace から FSA に交換。
K-FORCE LIGHT
170mm 50/34(コンパクト)
中空カーボン PCD 110mm
Total 589g
MEGA EXO BB-8200 97g
ULTEGRA
ULTEGRA-SL FC-6650G
172.5mm 50/34(コンパクト)
PCD 110mm
Total 708g
DURA-ACE SM-FC7800 98g
Dura-Ace
DURA-ACE FC-7950
165mm 50/34(コンパクト)
PCD 110mm
Total 650g
DURA-ACE SM-BB7900 88g
4. フロントディレーラーセットツール
フロントディレーラーをセットするためのツール
裏面にはゴム板が貼ってあり、フレームを傷めない