2-5-2. スプロケットとリアディレーラー
クランクを回す回数をケイデンスという。
コンパクトクランクのギヤは、50-34T という歯数になっている。
スプロケットの歯数が 11-34T で、700Cのタイヤなら、
・最大ギヤ比は 50÷11 = 4.5 ケイデンスが 85rpm なら、速度は 49.4/h
・最小ギヤ比は 34÷34 = 1.0 ケイデンスが 85rpm なら、速度は 10.9/h
となる。
1. クロスレシオとワイドレシオ
走るコースや脚質・脚力によって、スプロケットを使い分ける。
◆クロスレシオ
隣接するスプロケット間の歯数比が接近していること。 CS-7900 11-25T
11T - 12T - 13T - 14T - 15T - 17T - 19T - 21T - 23T - 25T
◆ワイドレシオ
隣接するスプロケット間の歯数比の幅が広いこと。CS-M771 11-34T
11T - 13T - 15T - 17T - 19T - 21T - 23T - 26T - 30T - 34T
2. リアディレーラーのキャパシティ
リアディレーラーには、キャパシティと呼ばれる、ディレイラーがチェーンのたるみを取る能力があり、
必要(トータル)なキャパシティは、
= (前スプロケットの最大歯数差) + (後スプロケットの最大歯数差)
で、計算される。
例えば、コンパクトクランクに 11-34T のスプロケットを付けるなら、
必要(トータル)なキャパシティは、 39 = (50-34) + (34-11)となる。
この値以上のキャパシティをもった、リアディレーラーを使用する必要がある。
3. スプロケットとリアディレーラー組合せ遍歴
アラカンからロードバイクを始めたため、”男踏み”を知らない。
”大きいのがあれば、イザというときに”
と、易きに流れ、すべてが 34T になった。
この結果、余ったスプロケット多数。
RD-6700-A GS で、スプロケットの 36T化に挑戦。ギリギリ使用可能。
ガイドプーリーと
36Tの歯が当たる。
テンションアジャストボルトを
一杯まで締めて、
ギリギリ使用可能。
2017.05.02 LOOK 566
2台が RD-6700-A GS と CS-M771 11-34T の組み合わせ。
BMC SLC01 RD-6700 | LOOK 566 RD-6700 |
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GIOS BALENO RD-6700 | GIOS BALENO RD-5701 |
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(ディレーラーハンガーも曲がっていた) 2015.08.17
GIOS AERO LITE RD-M771 |
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DEORE XT 9speed RD-M771 SGS Top Normal と
XTR CS-M970 9speed を
10速レバーで使用中。
4. スプロケット遍歴
36T:RD-6700-A GS で、ギリギリ使用可能。
XT CS-M771-10 | XT CS-M771-10 |
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XT CS-M771-10
歯数構成 11-36T
11, 13, 15, 17, 19,
21, 24, 28, 32, 36
2017.04.26
CS-7900 11-25T | CS-7900 12-27T | CS-7900 11-28T |
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CS-5600 12-25T | CS-6600 12-27T | CS-6700 11-28T |
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CS-6700 12-30t | PG1050 11-32T | CS-M970 11-34T |
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5. リアディレーラー遍歴
RD-5701-GS |
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だが、 34T でも問題なし。
2015.08.17
RD-7900_SS | RD-6600G_SS | RD-6700_SS |
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RD-5600 SS | RD-6700-A-SS | Apex_10 SpeedRD |
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RD-M770 | RD-M771 | RD-M773 |
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6. リアディレーラー用プーリー
各種のプーリーを装着して見るも、
貧脚には何の変化・効果も感じられず。