2-3-5. チューブラータイヤでの走行とパンク対策
“チューブラータイヤ“ で走るには不安が残る。
パンク対策とタイヤの交換、どうすればよいか。
★ 結論
ヴィットリア Magic Mastik という、ユニークな特性を持つチューブラー用接着剤が出現し、 塗布/接着作業が非常に簡単で、且つ、簡単に剥がせる ため “チューブラータイヤ“ の扱いを劇的に変えてくれた。
遠出をする場合に保険を掛けるなら、
・交換用のチューブラーと
・装着用のリムテープ(TTP)
も、携行する。
2017.03.05 出先でスローパンク後、2回ほど、携帯ポンプで充足することで、30分程度走れたが、
その後、傷口が開いたか、走行不能になり、車で迎えに来てもらう羽目になる。
シーラント剤を事前に注入してから 10ヶ月 ほど経過しており、シーラント剤の効果なし。
帰宅後調べると、タイヤのサイドに小さい穴が開いていることが確認できた。
この様なパンクなら、マルニ クイックショット を持参していれば応急対応できたのではないかと悔やむ。
1. ホイールとタイヤ
チューブラーホイールとタイヤ
ホイール
ZIPP 202 Tubular Carbon
タイヤ
Vittoria CRONO EVO CS を、
Magic Mastik で装着。
2. タイヤの装着
ヴィットリア Magic Mastik を使って装着
Magic Mastik のメリット
①.接着には時間がかかる(12時間置けば完全接着)が、
装着が非常に楽。
②.エアを抜いてタイヤをこじれば、簡単に剥がれる。
③.タイヤを剥がした後、残ったMagic Mastikのカスは、
手でこすれば簡単に落ちる。
参照 →
3. シーラント剤を事前に注入
エフェットマリポサ カフェラテックス を注入し、パンク対策をする。
寿命は、1年ぐらいか?
マルニ クイックショット 瞬間パンク修理剤は、
応急処置用であり、ゴムを硬化?腐食?させる
副作用があるらしく、使用後は、タイヤを交換すべきもの。
4. 走行時の装備品
通常は、携帯ポンプのみ。
シーラント剤が効果を発揮できるよう、
漏れた空気を補てん。
エフェットマリポサ カフェラテックス を使用したタイヤやチューブには、
CO2インフレーターを使用してはならない。
CO2ボンベを使用すると、急激な温度変化で、タイヤ内で凝固してしまう。
遠出の場合、
シーラント剤では対応できないパンクに備え、
用心のために、交換用のチューブラーと
装着用のリムテープ(TTP)を携行。
リムテープ(TTP)は、1本分 約89cmx2 に切った
携行用を作成。
チューブラーは、使い捨て用の一番安い物。
Vittoria(ビットリア) STRADA 21-28" Amazon ¥3,466-
5. パンク時の対応要領
携帯ポンプを使用して、空気を補充。
エフェットマリポサ カフェラテックスが
注入されているタイヤやチューブには、
携帯ポンプを使用して、空気を補充する。
CO2インフレーターは使用しない。
6. 路上でのタイヤ交換
シーラント剤ではダメなパンクの時、Magic Mastik は簡単に剥がせ、且つ、カスは手で落せるので、
路上でタイヤを交換する。
チューブラーリムテープ(TTP)を使用して
交換するのが一番簡単。
交換するタイヤは、
あくまで応急処置で使い捨てと覚悟し、
一番安いモノを用意。
※ TTPで装着した場合、
①.剥がしにくい → 次回のパンク時が大変
②.リム側やタイヤにテープが残って除去に苦労する
このため、帰宅後、応急処置タイヤを取り外し、Magic Mastik で本来のタイヤに交換。
7. 応急処置で使用した”安いタイヤ”の再生
”安い”とはいえ、Vittoria STRADA は ¥3,466-もする。
モッタイナイので、タイヤに張り付いて残った
TTP を剥がし、再利用可能にする。
LOCTITE(ロックタイト) ハケ塗り強力粘着剤はがし を、
フンドシに塗り、親指で擦って除去。
或は、タオルで拭き取る。
幸い、フンドシに粘着剤はがしが浸み込むので、
この作業を3回ほど繰り返すと、
再利用可能な状態になる。
8. 旧来のチューブラータイヤでの走行とパンク対策
★ 従来は、リムセメントやチューブラーリムテープを使用してタイヤを装着していた
ため、タイヤを剥がすには一苦労で、路上でのタイヤ交換はほとんど不可能という
状況にあった。
①.マルニ クイックショット 瞬間パンク修理剤で応急処置をする。
内容量50ml(700×18~32c タイヤ1本分)
専用アダプターで確実に修理材とエアーを同時に
注入できる。空気圧は700×23cで、3気圧程度になる。
②.TNI(ティーエヌアイ) CO2 ボンベセット (バルブタイプ)で、空気を補充。
クイックショットでは3気圧しか入らない。
CO2ボンベで、空気の追い足しをする。
クイックショットでの充填+CO2ボンベ1本の充填で
8BAR になる。
バルブ + ボンベ 1本 = 111g
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